地盤改良工事とは|費用・工法の種類・工期の目安をわかりやすく解説

地盤改良とは構造規定

地盤改良って何?

どんな工法がある?

費用がどれくらい掛かるか知りたい。

こんな悩みに答えます。

 

本記事では、地盤改良工事についてわかりやすく解説。

地盤改良工法の種類やおおまかな費用を知ることができます。

このサイトは、確認検査機関で意匠審査を担当していた一級建築士が運営。

住宅から特殊建築物まで1000件以上の設計相談を受けた経験をもとに、建築基準法の知識をわかりやすくまとめていきます。ご参考までにどうぞ。

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地盤改良とは

地盤改良とは、建築物を建てる地面の安定性を保つために、地盤へ人工的な改良を加えることです。

地盤改良の主な工法

  • 浅層混合処理工法:地盤の浅い部分を改良する
  • 深層混合処理工法:地盤の深い部分まで改良する

どの工法を選ぶかは、地盤調査によって地質や支持地盤までの距離を確認し、総合的に判断します。

他にも、比較的新しい改良工法として、細径鋼管を回転させながら強固な地盤に貫入させて建物を支持する方法や、モルタルの細い柱列を多くつくる方法など、さまざまな改良工法が考えられています。

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工事の種類

地盤改良工事の代表的な例を3つ挙げます。

  1. 表層改良工法(=浅層混合処理工法)
  2. 柱状改良工法(=深層混合処理工法)
  3. 鋼管杭工法

表層改良工法(=浅層混合処理工法)

表層改良工法は、地盤の表層部分の土にセメント系固化剤を混ぜ、転圧して固める工法です。

建物周囲の地盤をまんべんなく固めて、地盤の耐力を高めることにより不同沈下を防ぎます。

不同沈下とは…建物の重みによって、地盤が不ぞろいに沈むこと

改良できる地盤の深さは、地表面から2mくらいが目安。必要に応じて5mぐらいまで土を掘ることも。

工期の目安

約20日

勾配が少なく、地下水位が地盤改良面よりも低い土地は表層改良にむいています。

柱状改良工法(=深層混合処理工法)

柱状改良工法は「セメント系固化材(地盤改良用セメント)」と「元の地盤の土」を混ぜてつくった柱(コラム)を深く安定した地層まで届かせて地盤の耐力を高める工法。

地面に直径60㎝ほどの穴を開けて、コンクリートの柱を何本も地中に注入します。柱の長さは約4m。長いと8mぐらいになることも。

工期の目安

約3日

柱状改良が対応できる深さは8~10m程度です。さらに深い位置に支持層が出る場合は、杭基礎も選択肢に入ってきますね。

鋼管杭工法

鋼管杭工法は、鋼製の杭を地盤へ垂直に打ち込むことで建築物を支えます。

メリット

  • 柱状改良工法より小型重機での施工が可能
  • 短期間で工事が完了
  • 地盤の強度が高い

デメリット

  • 費用が高くなりがち
  • 施工時に騒音や振動が発生
  • 支持層がない土地では施工できない

地盤改良にかかる費用

各工法ごとのおおよその費用をまとめました。

地盤改良の種類費用
表層改良工法20~50万円
柱状改良工法50〜100万円
鋼管杭工法100~180万円(深度5〜6mの施工で110〜140万円ほど)
地盤改良費は地盤調査の結果を見ないと正確には出ません。あくまでも参考価格としてご確認ください。

まとめ

  • 地盤改良とは、地盤へ人工的な改良を加えること。
  • 地盤改良工事の代表例
    1. 表層改良工法:地盤の表層部分の土にセメント系固化剤を混ぜて固める
    2. 柱状改良工法:「セメント系固化材」と「土」を混ぜてつくった柱(コラム)を深い地層まで届かせる
    3. 鋼管杭工法:鋼製の杭を地盤へ垂直に打ち込む
  • 費用の目安
    • 表層改良工法:20~50万円
    • 柱状改良工法:50〜100万円
    • 鋼管杭工法:100~180万円(深度5〜6mで110〜140万円ほど)

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