
- 一級建築士試験で、どの資格学校を利用すべき?
- 費用や講義内容を比較して検討したい。
- スマホアプリで勉強できる通信講座はある?
こんな疑問に答えます。
本記事では、一級建築士試験で個人的におすすめな資格学校とその理由をまとめています。
✔️ おすすめの資格学校・通信講座アプリ
一級建築士試験は、独学だけでの合格は不可能に近いため、資格学校や通信講座選びから受験対策がスタート。
令和2年から一級建築士の受験資格が緩和されることもあり、建設業界で働く社会人から建築学生まで幅広い層に役立つ情報です。

このサイトは、以下の流れで試験に合格した一級建築士が運営。
- 1年目:独学で学科試験に不合格
- 2年目:日建学院で学科試験に不合格
- 3年目:総合資格学院で学科試験と製図試験に合格
独学での勉強も経験し、資格学校の大手2社も実際に利用した体験をもとに記事を書いています。ご参考までにどうぞ。
一級建築士試験におすすめの資格学校とアプリ(通信講座)

結論から言うと、記事を書いている時点で最もおすすめな一級建築士試験の資格学校は、総合資格学院とスタディングです。

これは”受講料”と”講義システム”を軸に検討した結果。
まずは、一級建築士講座における資格学校の有名どころ3社と通信講座であるスタディングを比較してみます。
✔ 一級建築士試験の資格学校|料金と講座スタイルの比較
資格学校 | 費用 | 学科講座 | 製図講座 |
総合資格学院 | 学科・製図セット:1,070,000円+税 |
ライブ授業 | ライブ授業 |
日建学院 | 学科:650,000円+税 製図:450,000円+税 |
動画視聴 | ライブ授業 |
TAC | 学科:337,000円+税 製図:225,000円+税 |
動画視聴 | ライブ授業 |
スタディング |
学科・製図セット:98,000円+税 | 動画視聴 | 動画視聴 |

総合資格と日建の2つの通学制の資格学校を利用し、満足度の高かったのは総合資格学院。
ただ、受験した当時はスタディングの通信講座がまだ普及しておらず、オンライン授業で費用を抑えるという選択ができない状況でした。
一級建築士試験に限らず、スマホや動画アプリを活用した資格取得の通信講座が普及した今は、スタディングも選択肢のひとつだと思います。
総合資格学院のメリット・デメリット
公式サイト:shikaku.co.jp/
総合資格学院のメリット・デメリットをまとめると以下のとおり。
✔ メリット
- ビデオ授業ではなく、講師によるライブ授業が受けられるので緊張感をもって勉強できる。
- 合格率が高く、試験対策のノウハウが確立されている。
- 建築士講座を持つ資格学校として、ブランド力があるため信頼度が高い。
✔ デメリット
- 費用が高額。一発合格できず、2年目も受講する場合はさらに30万円以上の受講料が加算。
- 「通学と授業を受ける時間」を確保しなければならない。
- 講師の質に左右されるため、教え方が下手な講師に当たる可能性あり。
僕が資格学校の中で、日建学院よりも総合資格を選んだ1番の理由は「ライブで授業を受けられる」という点。

独学で試験勉強をしていたとき、机に座る気力すら起こらない日がありました…。
資格学校に通うと、講座の時間が決まっているので、学校に向かうまでに強制的な勉強モードに入れます。
高いお金を払っていることにより、授業は絶対に休みたくないし、宿題も出るので、一定の勉強時間が必ず確保できる。
ただ、上記のメリットはそのままデメリットにもなり得ます。
授業の時間が「土曜日の◯時」などと決まっているため、休日の少ない人には向いていません。

僕自身、1回目の受験のときは土日祝が出勤で不定休の会社に勤めていたので、転職しなければ資格学校に通うことすらできませんでした。
合格率や試験対策のノウハウは圧倒的に高いので、時間とお金に余裕のある方には総合資格が適していると思います。
スタディング(通信講座アプリ)のメリット・デメリット
公式サイト:https://studying.jp/
スタディングの一級建築士講座を利用するメリットとデメリットをまとめると以下のとおり。
✔ メリット
- 費用が安い。(総合資格学院の約1/10)
- スマホアプリで授業を受けられるので、通勤などのスキ間時間を有効活用できる。
- 全国一律で同じ授業が受けられるため、講師の質にバラツキがない。
✔ デメリット
- 講師に直接質問がしづらい。
- 他の受験生と同じ空間で授業を受けない分、負けられないというモチベーションが沸かない。
- 建築士講座は昨年に開講したため、合格率が未知数。
スタディングはオンライン授業により教室の家賃など経費が少ないため、通学制の学校と比べて受講料がかなり安くなっています。


例えば、初受験は費用が少ないスタディングで挑戦し、「学科」に合格したら「製図」は総合資格に通うという選択肢もありかと。
一級建築士試験は資格学校に通ったとしても、1年目で合格する確率はかなり低くなっています。
年を重ねるごとに試験問題の難易度が上がっているからですね。
一級建築士を取得する際のコストパフォーマンスを重視するならスタディングも選択肢の一つ。
✔ スタディングのCM(公式)
スタディングを利用するかは無料講座を受講して判断
スタディングと契約する前に、無料講座を受けて、オンライン授業の質や自分の性格に合うかを必ず試しましょう。
✔ スタディングの授業環境
出典:スタディング
”スマホ画面では集中できない”という方や、”講義のスタイルが自分には合わない”というケースもあり得ます。
また、実際の動画を見ることで、金額に見合う価値があるかどうか判断しやすいと思います。

オンライン授業を試してみて、自分には合わないと思ったら、通学制の資格学校を検討すればOK。
「受講料と通学時間をどのように確保するか」という方向に考えをシフトしましょう。
まとめ
✔️ おすすめの資格学校・通信講座アプリ
今回の記事は、総合資格学院と日建学院の2つを実際に利用した自身の経験と、TACを利用して合格した友人やスタディングの口コミを参考に作成しています。
コロナウイルスによる外出自粛ムードは2020年以降も続きそうなので、現代の勉強方法としてオンライン授業の流れがきています。

僕が受験した当時、スマホの普及していない時代では考えられませんね。
ただ、どんな資格学校・通信講座を選んだとしても、最終的に重要なのは学習時間の確保です。
どのサービスを利用するか悩むのは時間のムダでしかないので、可能なかぎり早く選んで試験勉強に集中しましょう。
- 記事を書いている時点で最もおすすめな一級建築士試験の資格学校2社。
- 『総合資格学院』のメリット
- 講師による直接指導で緊張感をもって勉強できる。
- 合格率が高く、試験対策のノウハウが確立されている。
- ブランド力があるため信頼度が高い。
- 『総合資格学院』のデメリット
- 費用が高額。不合格となり、2年目以降も受講する場合はさらに費用が掛かる。
- 「通学・授業時間」の確保が必須。
- 教え方が下手な講師に当たる可能性あり。
- 『スタディング』のメリット
- 費用が安い。(総合資格学院の約1/10)
- スマホアプリの授業で、通勤などのスキ間時間を有効活用できる。
- 全国一律で同じ授業が受けられるため、講師の質にバラツキがない。
- 『スタディング』のデメリット
- 講師に直接質問がしづらい。
- 他の受験生と同じ空間で授業を受けない分、モチベーションが下がりがち。
- 建築士講座は開講したてのため、合格率が未知数。