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スーパーゼネコンとは|年収や就職・転職の難易度を解説【勝ち組】

スーパーゼネコン 建築士の転職
  • スーパーゼネコンって何?
  • 普通のゼネコンとどう違う?
  • 就職の難易度や年収について知りたい。

こんな疑問や要望に答えます。

 

本記事では、「スーパーゼネコン」の意味や会社の規模、社員の待遇についてわかりやすく解説。

建設業界で就職や転職を考える方にとって役立つ情報です。

このサイトは「建設業・建築士事務所・確認検査機関」と複数の業種を経験した一級建築士が運営。

建築業界のなかでスキルの幅を広げつつ、収入を上げてきた経緯をもとに情報を発信しているので、ご参考までにどうぞ。

スーパーゼネコンとは【大手ゼネコン5社の総称】

スーパーゼネコン

『スーパーゼネコン』とは、日本における大手ゼネコン(総合工事業者)のことで、以下の5社を指します。

  • 大林組
  • 鹿島建設
  • 清水建設
  • 大成建設
  • 竹中工務店
ゼネコン:ゼネラル・コントラクター(general contractor)の略称であり「総合建設会社」のこと。

建築物の設計・施工・エンジニアリング・研究開発部門などを自社に抱え、高い技術力を誇っています。

ゼネコンは日本に数多くあるものの、「スーパーゼネコン」と呼ばれるのは5社のみ。

売上高が1兆円を超えるなど、企業規模が大きく、世界的に有名な建築物にも関わっています。

 

社員の年収を比較

スーパーゼネコンの社員の平均年収は、以下のとおり。(2023年3月期決算による)

企業名 平均年収
鹿島建設 1163.5万円
大林組 1031.6万円
竹中工務店 1009.6万円
大成建設 992.9万円
清水建設 971.6万円

出典:各社の有価証券報告書、決算短信等

これらのデータによれば、スーパーゼネコン5社の平均年収は約1033.84万円となります。

最も年収の高い鹿島建設と清水建設との平均年収の差は、約192万円

準大手ゼネコンの平均年収は879.4万円、中堅ゼネコンの平均年収は851.4万円と言われています。

準大手ゼネコン:●五洋建設●長谷工コーポレーション●戸田建設●熊谷組●前田建設工業●西松建設●三井住友建設●安藤ハザマ●東急建設●フジタ
中堅ゼネコン:●奥村組●鉄建建設●東洋建設●東亜建設工業●淺沼組●飛島建設●錢高組●大豐建設

スーパーゼネコンの年収が競合他社と比べて、高水準であることがわかりますね。

 

就職の難易度

スーパーゼネコン2

スーパーゼネコンへの就職は学生にとって魅力的な選択肢であるものの、難易度は高いと言えます。

スーパーゼネコンへ就職するためのポイントをまとめてみました。

事前準備の重要性

スーパーゼネコンの選考期間は短いため、事前に企業研究や面接対策を進めておく必要があります。インターンや現場見学があれば、積極的に参加し、企業の実際の雰囲気や仕事内容を知っておきたいですね。

企業研究のポイント

スーパーゼネコンだけでなく、他のゼネコンも含めて研究することが重要。なぜスーパーゼネコンを志望するのか、他社との比較も考えておきましょう。

リクルーター面談の重要性

スーパーゼネコンの選考はリクルーター制を採用していることが多い印象。リクルーターとの面談を通じてアドバイスを受けることができます。

リクルーター制:本格的な選考に入る前に年齢の近い社員と話し合う機会を与える制度のこと。

面接でのポイント

スーパーゼネコンの面接は、複数の面接官が同時に行います。元気よく受け答えをし、具体的なプロジェクト名を挙げることがポイント。

 

転職の難易度

スーパーゼネコンへの転職は一定のスキルと経験が求められるため、実務経験に乏しい状態からのステップアップはむずかしいでしょう。

職種によって異なるものの、応募条件には実務経験が3〜5年以上と記載されていることが多いですね。

スーパーゼネコンへの転職を成功させるポイント

1 実務経験を積む 採用担当に設計・施工の実績を説明できることが重要。
2 資格を取得する 1級建築士や1級施工管理技士などの資格を持っていれば転職に有利。
3 転職エージェントを活用する スーパーゼネコンと取引のあるエージェントに相談し、効果的なアドバイスを受ける。

わたし自身、建設業界で転職を3回しており、転職エージェントの重要性は肌で感じています。

実際に利用した転職サイトやおすすめのエージェントは以下のとおり。

転職エージェント 利用満足度 利用者層 ひと言解説
doda ★★★★★ 転職者全般 多様な職種の転職に対応。全国都市部に拠点があって便利。
RSG建設転職 ★★★★★ 20代~40代 建築設計・施工管理の業種に特化した「特別求人」がある。
ビズリーチ ★★★★・ ハイキャリア
(年収500万円以上)
スカウト系転職サイトでは求人数が最多。
リクルートエージェント ★★★★・ 転職者全般 業界トップクラスの求人数。
マイナビエージェント ★★★★・ 20代~30代前半 若手人材の求人が豊富で、20代に支持されている転職支援サービス。
リクナビNEXT  ★★★・・ 20代~40代 「履歴書」と「職務経歴書」を無料で作成できるツールあり。

転職エージェントを利用するメリットについて、さらに詳しく知りたい方は転職3回の一級建築士が語る。おすすめ転職サイト・転職エージェントをご確認ください。

 

退職金の目安

スーパーゼネコンの退職金は、勤続年数や給与によって異なるものの、一般的には約2000~3000万円と言われています。

ただし、具体的な金額は個々の会社や個人の条件によって変動するもの。

配属先や勤務実績が給与や退職金に影響しますね。

 

離職率について

スーパーゼネコンの3年後の離職率は、5%以下というデータがあります。

離職率(りしょくりつ):ある期間内に企業や組織から離れる従業員の割合を示す指標。一般的には、離職率が高い場合、組織内での不満や問題がある可能性がある。

建設業界において、2021年の大学新卒者が就職から3年以内に離職した割合は28%。(厚生労働省の「雇用動向調査」による)

スーパーゼネコンは他の企業に比べて、給与や福利厚生が充実していることにより社員からの不満が出にくく、離職率が低く保たれていますね。

 

まとめ

  • スーパーゼネコンとは、日本における大手ゼネコン(総合工事業者)のことで、以下の5社のこと。
    • 大林組
    • 鹿島建設
    • 清水建設
    • 大成建設
    • 竹中工務店
  • スーパーゼネコン5社の平均年収は約1033.84万円。(2023年3月期決算による)
  • スーパーゼネコンの退職金は、一般的には約2000~3000万円。
  • スーパーゼネコンの3年後の離職率は、5%以下。

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