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指定確認検査機関に転職する方法3選【確認申請の未経験者もOK】

建築士の転職
  • 確認検査機関への転職に興味があるけど、どう行動すればいいかわからない…。
  • 勤めてる知り合いもいないし、コネもないけど求人はある?
  • 設計事務所よりも安定した仕事に就きたい

こんな悩みに答えます。

 

本記事では、確認検査機関に転職したい方が取るべき行動を3つ紹介。

確認申請を出したこともなく、建築基準法の知識も乏しかった自分が、確認検査機関へ転職するにあたって実際にとった方法です。

このサイトは、転職3回で「建設業・建築士事務所・確認検査機関」と複数の業種を経験した一級建築士が運営。

建築業界のなかで、仕事の幅を広げていった経緯をもとに書いていくので、ご参考までにどうぞ。

確認検査機関に転職する方法は3つ

確認検査機関に転職するために、取るべき行動は以下の3つ。

  1. 転職サイトに登録して求人情報を探す
  2. 確認検査機関のホームページで求人募集の情報を探す
  3. ハローワークで求人を探す

転職活動をしているときの僕は、「建築士事務所に勤めているけど、確認申請を出したことは無い…」「一級建築士の資格も持っていない」という感じで、建築基準法の知識にも自信がありませんでした。

 

文字通りゼロからのスタート。

身をもって体験しているからこそわかりますが、確認検査員を目指すためには、まずは業界に飛び込むことが第一。

審査の技術や建築基準法の知識は、確認検査機関での業務をこなしていくなかで自然と身につきます。

 

転職サイトに登録して求人情報を探す

現在の転職活動は、インターネットを有効活用し、転職サイトを通して応募することが主流。

転職サイトに登録し、確認検査機関で検索すると、募集をかけている求人情報が一覧で表示されます。

求人はタイミング勝負。

なんとなく「転職したいなあ…」と悩んでいる時期から、転職サイトに登録し、求人情報をチェックすることが重要です。

継続して情報を収集しつつ、決心が固まったときに即行動を起こせるよう準備しておきましょう。

 

「転職エージェント」も積極的に活用

転職サイトによっては、「転職エージェント」というサービスを持つ企業もあります。

転職をサポートしてくれるキャリアアドバイザーと面談し、希望する職種や業務内容を伝えることで、自分にあった企業を提案してもらえます。

自分で企業を探して「いざ入社してみたけど、思った業務と違う…」といった“リスク”を軽減。

転職エージェントは無料で利用できるので、積極的に活用していきましょう。

 

おすすめの転職サイトは3つ【確認検査機関の求人を探しやすい】

実際の転職活動で使用し、確認検査機関の求人を探しやすかったWebサイトを3つ紹介します。

 

  確認検査機関の求人情報が探せる転職サイト・転職エージェント

すべてのサイトに自分の履歴書を公開して、求人情報を常にチェックしていました。

転職は「情報量」で決まります。

希望する職種の求人情報を逃さないためにも、複数のサイトに登録しておきましょう。

 

リクナビNEXT・リクルートエージェント

【公式サイト】リクナビNEXT:https://next.rikunabi.com/

転職者の約8割が利用していて、転職決定数No.1を誇る日本最大級の転職サイトが『リクナビNEXT』です。

『リクナビNEXT』をおすすめする理由は主に3つ。

  1. サイト画面がシンプルで操作しやすい
  2. 求人情報が見やすい
  3. スカウト機能があり、履歴書を登録するとオファーが届く

Web関連に力をいれているリクルートが運営しているサイトだけあり、直感的に利用できるよう工夫されているので、ストレスを感じません。

 

リクルートエージェント』も併用して活用することで、希望年収や勤務条件などの交渉をキャリアアドバイザーにサポートしてもらえます。

無料でサポートが受けられるので、転職で失敗する確率を減らしたいという方は利用してみてください。

【公式サイト】リクルートエージェント:https://www.r-agent.com/

建設業界におけるリクルートエージェントの評判・実績を検証
『リクルートエージェント』を利用してみようかな…。自分に合った求人は紹介してくれる?初めての転職なので、利用の流れが知りたい。こんな疑問に答えます。本記事では、『リクルートエージェント』の特徴や評判・利用の流れなど、転職支援を受けるときのポイントをまとめました。

 

マイナビ転職・マイナビエージェント

『マイナビ転職』は、他のサイトに比べて、中小企業の求人が充実しています。

なかでも、人材紹介サービス『マイナビエージェント』を活用するのがおすすめ。

キャリアアドバイザーのサポートが丁寧だと口コミの評判も上々です。

求人の約8割がマイナビにしか掲載していない独自の求人情報のため、希少価値の高い企業情報が得られます。

【公式サイト】マイナビエージェント:https://mynavi-agent.jp/

 

doda

doda_ LP_PC①

doda』はパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界最大手の転職エージェントです。

『doda』を利用するメリットは3つ。

  1. 求人件数がとても多い。非公開求人も豊富。
  2. 職務経歴書の書き方など、転職活動に関する効果的なアドバイスが受けられる
  3. 悪評価の口コミが少なく、担当者が信頼できる

 

転職するかどうか迷っている方も、キャリアアドバイザーという「プロ」の意見を聞くことで、今後の方向性が見えてきます。

ひとりで悩んでいても全く進展しないので、気分が落ち込んでしまうかも。誰かに話を聞いてもらうことによって自分の考えが整理できます。

【公式サイト】doda:https://doda.jp

 

確認検査機関のホームページで採用情報を調べる

確認検査機関の自社ホームページに、求人情報を載せている企業もあります。

例えば、JCBA(日本建築行政会議)のサイトで、都道府県別の指定確認検査機関の一覧を見てみましょう。

都道府県別指定確認検査機関一覧

就職を考えている地域の検査機関をピックアップし、ホームページに求人情報が掲載されていないかチェックしてみてください。

直接、企業に履歴書を送って書類選考を受けられるため、採用に至るまでの流れがスムーズです。

 

ハローワーク(公共職業安定所)で確認検査機関の求人情報を調べる

ハローワーク(公共職業安定所)で確認検査機関の求人情報を調べるという手もあります。

ハローワークは求人を募集するときの手数料がかかりません。

そのため、企業側は「とりあえず登録しておこう」と気軽に利用しています。

転職サイトで情報が見つからなかった場合は、ハローワークも視野に入れてみましょう。

 

確認検査機関に転職する前に知っておきたいこと

確認検査機関の仕事は、設計事務所などに勤めている方にとってイメージしづらいかもしれません。

ここでは実際に働いてみて、はじめてわかったことを3つ紹介します。

  • 確認検査機関は転職での入社が9割 【※個人的な統計】
  • 資格試験での法規の知識は、あまり役にたたない
  • 建築基準適合性判定資格者になれば、会社に依存しない人材になれる

 

確認検査機関は転職での入社が9割 【個人的な統計】

確認検査機関は転職者が働きやすい印象。

確認検査員の業務は、設計者が描いた図面審査のため、設計事務所で実務経験を積み、中途採用で入社する方が多いですね。

自分が勤務した確認検査機関は、新卒社員が全体の1割もいませんでした。

おのずと年齢層も高くなるため、落ち着いた社内環境で仕事に取り組めると思います。

 

資格試験での法規の知識は、あまり役にたたない

建築関連の仕事をしている方であれば、学生時代や一級建築士の資格試験で、建築基準法について少なからず勉強してきたはず。

でも、試験で点をとるための知識は、確認検査という実践でほとんど役にたちません。

建築基準法の“使える知識”が記憶に定着するのは、自分で審査をおこなう上で、法解釈に迷い、判断に不安を覚えて壁にぶつかったときです。

失敗から学ぶことが多い。

つまり、試験勉強で法規に苦手意識があった人でも、実践経験を積み、審査技術を磨くことができるということです。

 

建築基準適合性判定資格者になれば、会社に依存しない人材になれる

転職するにあたって建築基準法知識が不足していても、入社してしまえばなんとかなります。

僕自身、建築確認を一度も出したことがないまま確認検査機関に転職し、日々の仕事の中で知識を深めていった経験があるので間違いありません。

 

まずは業界に飛びこんで、経験を積みましょう。

一級建築士に合格し、2年以上の実務経験を経て、建築基準適合判定資格者の資格を取得できれば、会社に依存せず社会に通用する人材になれます。

「設計事務所⇒確認検査機関⇒市役所」と転職を繰り返し、キャリアアップしていく方も。

 

確認検査員という職業に少しでも興味のある方は、求人情報を見てください。検査員という職業を選ぶかどうかの判断はそれからでも遅くありません。

「転職サイト」や「転職エージェント」で幅広く情報を集めることで、就職後に後悔するリスクを減らしつつ、理想のキャリアが目指せます。

 

  確認検査機関の求人情報が探せる転職サイト・転職エージェント