
- 1立米のコンクリートって実際どれくらいの量なの?
- どのくらい材料が必要?
- DIYでコンクリートを使いたい。
こんな疑問や要望に答えます。
本記事では、1立米のコンクリートの量、必要となる材料、費用についてわかりやすく解説。

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住宅から特殊建築物まで1000件以上の設計相談を受けた経験をもとに、建築知識をわかりやすくまとめていきます。ご参考までにどうぞ。
1立米(1m³)のコンクリートとは?
1立米(1m³)のコンクリートとは、縦1m×横1m×高さ1mの立方体にコンクリートが詰まっている状態です。

✓ 大きさのイメージ
- 一輪車(手押し車)いっぱいがだいたい0.08m³
- 一輪車約13杯分で1立米
1立米(1m³)のコンクリートの重量
1立米(1m³)の「普通コンクリート」の重量は、約2,300kg(2.3トン)です。
2.3トンをイメージするのは難しいかもしれませんね。身近なもので例えると、以下のとおり。
- 軽自動車:約2台分
- アフリカゾウ(オス):約半分
- 1リットルの牛乳パック:2,300本分
ただし、コンクリートは用途に応じて様々な種類があり、それぞれ重さが異なります。
| 種類 | 1m³あたりの重量 |
| 普通コンクリート | 約2.3トン |
| 軽量コンクリート | 約1.4~2.0トン |
| 高強度コンクリート | 約2.4トン |
1立米コンクリートに必要な材料
コンクリートは4つの材料で構成されています。
- セメント
- 砂(細骨材)
- 砂利(粗骨材)
- 水
標準的な配合(普通コンクリート18-8-20N)だと、1m³に必要な材料の目安は以下の通り。
| 材料 | 使用量(目安) |
| セメント | 約300kg |
| 砂 | 約720kg |
| 砂利 | 約1080kg |
| 水 | 約160L |
市販の「ドライモルタル」「インスタントコンクリート」を使う場合は、25kg/袋を約80袋で1立米に相当します。
Q&A
Q. 1㎥の生コンの値段は?
A. 生コンの価格は地域や品質、納入条件によって異なるものの、日本国内では1立米あたりおおよそ18,000円〜30,000円前後(2025年現在)が相場とされています。
ただし、少量注文や遠方への配送、小型ミキサー車の使用などがある場合は、追加料金が発生することも。

JIS規格の強度(例:24-8-20など)やスランプ値によっても価格は変動するので、用途に応じて適切なグレードを選ぶことが大切ですね。
まとめ
- 1立米(1m³)のコンクリート=縦1m×横1m×高さ1mの立方体のコンクリート
- 1立米(1m³)のコンクリートの重量
- 普通コンクリート:約2.3トン
- 軽量コンクリート:約1.4~2.0トン
- 高強度コンクリート:約2.4トン
- 1m³の普通コンクリートに必要な材料の目安
- セメント:約300kg
- 砂:約720kg
- 砂利:約1080kg
- 水:約160L
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