ガセットプレートとは 【スプライスプレートとの違いも解説】

ガセットプレート 構造規定
  • ガセットプレートって何?
  • 形状や接合方法が知りたい。
  • スプライスプレートとの違いは?

こんな疑問に答えます。

本記事では、鉄骨構造の部材である「ガセットプレート」について、わかりやすく解説。

記事を読むことでガセットプレートの取り付け位置や機能を理解することができます。

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ガセットプレートとは

ガセットプレートとは、鉄骨造における大梁と小梁を接合する鋼板のことです。

ガセットプレート_梁

「ガセット」と省略して呼ばれることも。

図面上では、GPL(=ガセットプレート)と表記されます。

鉄骨造の建築物には、鉄骨と呼ばれる鉄の柱や梁が使用されます。これらの鉄骨は、建物の構造を支える重要な部材。

この鉄骨同士を接合し、強度や安定性を保つために用いられるのが、ガセットプレートですね。

 

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ガセットプレートの接合方法

ガセットプレート_角型鋼管

ガセットプレートの接合方法は構造部材の組み合わせによって異なります。

  • 大梁と小梁の仕口:ピン接合にすることが多いため、大梁へガセットプレー トを溶接し、小梁をボルトで接合する納まりとなる。
  • 柱・梁・ブレースの仕口:柱・梁 にガセットプレートを溶接し、それにブレースをボルトで接合する仕様が一般的。
仕口とは、構造部材である柱や梁・桁など、2つ以上の部材を組み合わせて接合する方法。
ピン接合とは、部材を接合する接合形式の一種。節点が自由に回転するように接合する方法。

 

ガセットプレートの形状

ガセットプレートの厚みを決めるときは、小梁のウェブを基準にします。

ガセットプレートの厚み≧小梁のウェブの厚み

小梁の断面が「H – 400 × 200 × 10(=ウェブの厚み) ×8」の場合、ガセットプレートの厚みも10mm以上とするわけですね。

 

ガセットプレートとスプライスプレートの違い

スプライスプレートとは、柱・梁などの継手において、おもに高力ボルト接合部に使われる「添え板」で、母材を挟み込むようにして使用します。

スプライスプレートとは

中規模建築物の鉄骨フレームの継ぎ手は、フランジとウェブそれぞれ、添え板 (スプライスプレー ト)で挟みボルト接合するのが一般的。

ちなみに、リブプレートは柱・梁を補強する役割を持つ板のことです。

 

まとめ

  • ガセットプレートとは、鉄骨造において大梁と小梁を接合する鋼板。
  • ガセットプレートの接合方法は、構造部材の組み合わせによって異なる。
  • スプライスプレートとは、柱・梁などの継手において、おもに高力ボルト接合部に使われる添え板。

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