PR

ブリーズラインとは|仕組み・種類から結露対策までわかりやすく解説

ブリーズライン 設備規定
  • ブリーズラインって何?
  • 空調を効かせつつ、天井をスッキリ見せたい。
  • ブリーズラインは、結露しやすいってホント?

こんな疑問や要望にこたえます。

本記事では、空調設備の「ブリーズライン」についてわかりやすく解説。

ブリーズラインの構造、選び方、結露対策といった基本知識を理解することができます。

このサイトは、確認検査機関で審査を担当していた一級建築士が運営。

住宅から特殊建築物まで1000件以上の設計相談を受けた経験をもとに、建築知識をわかりやすくまとめていきます。ご参考までにどうぞ。

Sponsored Links

ブリーズラインとは

ブリーズライン

ブリーズラインとは、空調設備において給気や排気をおこなう「線状制気口(スリット型制気口)」です。

正方形のアネモ型や、壁掛けエアコンのような吹き出し口とは異なり、細長いスリット状の開口部を持っているのが特徴。

ブリーズラインのメリット

  • 天井のデザイン性: 天井の目地に合わせて設置することで、設備機器の存在感を消すことができる。
  • ラインの強調: スリット照明などと平行して一直線に配置することで、空間にシャープな方向性を持たせることができる。
  • 壁面への設置: 天井だけでなく、壁面などに設置し、スッキリと納めることもできる。

 

Sponsored Links

ブリーズラインの給排気の仕組み

ブリーズラインの構造についてまとめると以下のとおり。

  1. チャンバーボックス: フレキシブルダクト等を通ってきた空調の風は、まず天井裏に設置された「チャンバーボックス」に入ります。ここで風の圧力や速度が均一化され、細いスリットからムラなく風が吹き出すようになります。
  2. ルーバーによる風向調整: スリットの内部には、風の向きをコントロールするための可動式ルーバー(羽根)が組み込まれています。
  3. 季節に応じた気流制御: ルーバーの角度を調整することで、冷房時は天井面に沿って冷気を水平に這わせ(コールドドラフトの防止)、暖房時は暖かい空気を床面へ向かってしっかり下向きに吹き出すなど、快適な室温環境を作るための風向・風速の調整が可能です。

空調効率とデザインを両立させるための構造ですね。

 

ブリーズラインの種類

 

ブリーズラインは、吹き出し口の数によって、風量が変わります。

  • 1型:スリットが1本だけのタイプ。スッキリして見えるため、デザインを優先したい場所に使われやすい。
  • 2型: スリットが2本あるタイプ。デザインと風量のバランスが良く、さまざまな場所で使いやすい標準的な形。
  • 3型: スリットが3本あるタイプ。広い部屋で採用されやすい。

細い「1型」の方がスマートに見えるものの、部屋が広い場合は「2型」や「3型」を選んで、風量を確保する必要がありますね。

 

ブリーズラインの結露対策

冷房運転時、ブリーズラインからは冷気が吹き出すため、金属製の器具全体が冷やされます。

そこに室内の暖かく湿った空気が触れることで、表面に水滴(結露)が発生。

この水滴がポタポタと落ちると、オフィスの高価なOA機器を故障させたり、床材を汚損させたりする事故につながります。

実務で使われる「結露防止の対策」は以下のとおり。

  • 断熱材の施工
  • ブリーズラインヒーターの導入

断熱材の施工

天井裏に隠れるチャンバーボックス周辺に、グラスウールなどの断熱材を隙間なく施工。

冷やされた器具が天井裏の暖かく湿気を含んだ空気に直接触れるのを防ぎます。

工事監理の際には、断熱材に隙間がないかチェックするのも重要ですね。

ブリーズラインヒーターの導入

飲食店や海沿いの物件など、特に湿度が高くなりやすい環境では、断熱材だけでは防ぎきれないことも。

その場合は、器具の内部に結露防止用の「ヒーター」を組み込むオプションを採用します。

金属部分をわずかに温めることで結露を防ぐ手法です。

 

まとめ

  • ブリーズラインとは、空調設備において給気や排気をおこなう「線状制気口」。
  • ブリーズラインは、吹き出し口の数によって、風量が変わる。
  • 結露防止の対策
    • 断熱材の施工
    • ブリーズラインヒーターの導入

人気記事 転職3回の一級建築士が語る。おすすめ転職サイト・転職エージェント

人気記事 副業ブログで月5万円を目指すには? 始め方とおすすめの収益化方法

人気記事 一級建築士試験のおすすめ資格学校・アプリ【総合資格とスタディング】